この顔にピンと来たら…
毎日の生活の中で行動パターンが決まっていたりすると、通勤電車の中とかよく行くお店とかで、全く知らない人なんだけど『お馴染みの顔』というのが出来て来たりするものだ。そういう『お馴染みさん』に全く違う場所でバッタリ出会ったりするというのもたまにある話で、特に驚くべき事でもない。
ところが、数年前の或る日、まさかこんなところでお目に掛かろうとは…とさすがの私も思わず目を見開いてしまった(口もあんぐりと開いていたかも…f(^^;。)という出来事があった。帰宅途中のとある電車の駅で、電車の接続待ちのため途中下車してコンビニに行って駅に戻って来たところ、見るともなく視界に入って来たもの…それは、『この顔にピンと来たら…』の指名手配写真だった。いつもなら視界に入っても特に意識する事もなくそのまま通り過ぎてしまうのだが、ハッとして思わず足を止めてまじまじと見つめてしまった。そこにあったそれは、全く知らない人なんだけど『お馴染みさん』のある人にあまりにもそっくりだったのだ!! それはもう、ピン! どころか、♪キンコンカンコン、キンコンカンコン、キンコンカ~~ン♪ぐらいのもんじゃった。髪の感じ、目、口元、ホクロといい、やだ、これ『あの人』じゃないの~?と周りの同意を求めて走り回りたいぐらいに…。
となれば、当然おまわりさんに『私この人見た事ありますぅ』とお知らせせねばならないところなのだが、その人を一体いつ頃どこで見掛けていたのか、さっぱり思い出せないのである。顔の印象が刷り込まれているぐらいだから、かなり頻繁に間近で見ていた顔の筈だ。いつもほぼ顔ぶれが同じとなると、思い付くのは朝の通勤電車ぐらいだけど、肝心な部分の記憶が完全に欠落してしまっている。その指名手配写真に記されていた容疑も失念してしまったが、え~、あの人こんな事しでかしたの~?とひっくり返るに十分な程のモノだった様な気がする。
暫くの間、気になって気になって仕方がなかったのだけど、どうしても思い出せなかった。というのも、『その人』をすっかり見掛けなくなっていたからだ。と、言う事は、ひょっとして…ま・さ・か…。





