消え行く風景

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50年に渡り、名古屋市民や周辺住民に親しまれて来た風景が、また一つ姿を消す。

ユニークな名称と、屋上に設置されたシンボルマークともいうべき、球体の看板でお馴染みの『大名古屋ビルヂング』が、老朽化による建て替えのために、本日閉館となり、その歴史に幕を下ろした。

旅先からの帰路、このビルが視界に入って来ると、何故か帰って来たという思いを抱いたものだ。(とは言っても、私の場合は、更にその先のローカルな家路が続く訳だが…)

ビルに入居していたいくつかの店舗も、よく利用したものだった。その中でも、『かんてら』というコーヒーショップが、特にお気に入りだった。単に美味しい珈琲が頂けるだけではなく、マスターのお人柄とその居心地の良さからも、多くの根強いファンがいるお店だった。

先日、偶然報道番組で見掛けたのだが、マスターは御歳70で、まだ現役でいらした。しかし、残念ながら、ビルの閉館に伴い、お店を閉店する事にされたとの事だ。報道番組は、その最後の一日を追い、シャッターを下した後、お店に向かって一礼し、去って行くマスターの姿を映し出していた。

こうして、また一つ昭和の面影が消えて行くのだ。

明治や大正の先人達も、どんどん近代化されて行く町並みに目を見張りつつも、消え行く懐かしい風景に寂寥感を抱いていたんだろうな…。

それにしても、『かんてら』のマスターは、相変わらずダンディーで素敵だった どうぞ、末永くお元気で、第二の人生!?を謳歌下さい


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