祇園・東山実地研修

雑記

もう当分関西に行くことはないだろうと思っていたが、京都でガイドの実地研修+高級料亭で舞妓さん、芸妓さんの舞を鑑賞しながらのお食事付きいうのに釣られて、即決で申し込みをしてしまった。

しかし、その前に『苦行』!? が…。今回は、建仁寺の塔頭、両足院での座禅からスタートなのであった。またしても5時起きだから、これだけパスしたいと思っても、パスできない様にちゃんとスケジュールが組まれていた。

座禅なんて初めてだし、歩く煩悩ゆえに、一人だけ警策でビシバシされたら恥ずかしいぞ…と気乗りがしなかった。座禅の組み方等の説明を受けている時から、緊張してしまって、とてもリラックスできそうもなかったが、何とか無事(!?)終了。

ところが、組んでいた足を戻そうとした瞬間、とてつもなく足が痺れてしまっているのに気づいた。まるで、自分の足なのに自分の足ではない様な感覚で全く力が入らず、足が動かせないのだ。正座でもこんな状態になった事はない。こんなに足が痺れたのは生まれて初めてだった。もう、ひっくり返っちゃうかと思ったよ。

この後、講師のベテランガイドさん達のお話を伺いながら、祇園から八坂神社、知恩院前を経て、本日のハイライトの会場である『粟田山荘』へ向かった。粟田山荘は、西陣の織元の方の別荘であったが、今はホテルオークラの別邸となっている。

食事半ばで、お待ちかねの舞妓さん、芸妓さんが登場。その優雅な舞を堪能した。お二人とも可愛らしい、可愛らしい。お二人とも、食事が終わる頃を見計らって各テーブルを回ってくださって、いろいろとお話を伺ったり、一緒に写真を撮っていただいたり、貴重で楽しい時間を過ごす事が出来た。舞妓さんには、花名刺までいただいてしまい、嬉しい限りだ。

ここだけの話だが、期待した高級料亭のお料理はというと、とびきり美味しいという訳でもなく、正直なところ、期待外れだった。私一人だけ椀もの(鱧入り)を忘れられていたというのもある。友人達が気づいてくれて、仲居さんに言ってくれたのだが、しばらくして運ばれたそれの鱧は、少々骨切りが雑なのが気になった。新人研修の時の聖護院御殿荘の圧倒的勝利だな。あれ、美味しかったなぁ。

午後の実地研修では、青蓮院、祇園閣、圓徳院をまわった。青蓮院では、運よく門主様のお話を伺う事が出来た。門主様は、旧皇族の血筋にあたる方で、世が世なら、歴史が変わっていたとしたら、我々の様な下々がお目に掛かれる方ではなかったかもしれない。門主様のお話は興味深く、また大変お話がお上手でいらっしゃるので、思わず引き込まれ、熱心に耳を傾けた。

もう少しゆっくり、庭を散策したり、御朱印をいただいたりしたかったのだが、これは観光ではなく研修ですからね、そこんところお忘れなく(笑)

次の目的地は、私にとってのもう一つのハイライトである祇園閣だ。祇園閣は、大倉財閥の創立者である大倉喜八郎氏が、別邸として建てた「真葛荘」の一部だ。屋根が銅板葺きで、これは大倉氏が、金閣、銀閣に次ぐ銅閣として作ったためとの事だ。ただし、屋根の上に載っているのは、鳳凰ではなく鶴である。大雲院がこの地に移転してきたため、祇園閣は、その伽藍の一部となった。

最後は、北政所が晩年を過ごしたという圓徳院へ。建物の入り口に、からかさ小僧の提灯がぶら下がっていて、円山応挙の幽霊図の様なお軸が2点も展示されていて、何故にこの様なものがと訝った。

帰宅後に検索して分かったのだが、どうやら、高台寺と圓徳院で、『百鬼夜行展』なるものが開催されていて、所蔵の百鬼夜行絵巻や幽霊図等が展示されていたという訳だ。気味が悪くて一瞥したのみだったのだが、件の幽霊のお軸は、正にその円山応挙のそれ、本物であった。いくら本物でも、あまり見たいものではおまへん。

研修は圓徳院で終了、解散となった。暑い夏の時期にも拘らず、祇園も東山も河原町も人出が半端ではなかった。春や秋のハイシーズンの週末だったら、一体どれくらい人が押し寄せるやら…。

今回も楽しい遠足、もとい!有意義な研修であった。

もう、当分、京都に来る事もないだろうな、た・ぶ・ん…。

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一力

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花見小路  

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歌舞練場と草間彌生の南瓜

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粟田山荘

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祇園閣