ビバリーヒルズの真ん中でひっくり返る

雑記

何かとアルコールとのお付き合いが多い季節となったけど、普段からアルコール類を殆ど口にしない私には、単に御馳走に縁があるかもといった程度かな。元々アルコールには弱いのに、一時期ドイツワインに凝った事があり、『ワインものがたり』などという文庫本まで買って、お店でラベルを見て知った被りで買って来たりしたものだ。ところが、自分が下戸であるという自覚が足りないがために、いろいろ失敗をやらかした。

アメリカ在住の友人に会うためにロスアンジェルスへ行った時の事、朝からロクに食べ物を口にしないまま、雨の中ユニバーサル・スタジオを歩き回って疲れ果てた状態で、友人達との会食になだれ込んだ。場所はビバリーヒルズの中心付近のとあるレストラン。胃の中が殆ど空っぽの状態で、ワイン、ステーキのプレート(お肉も付け合わせももちろんアメリカンサイズ)、デザートのチョコレートケーキ(これもアメリカンサイズ←実はチョコレートケーキは大の苦手!! 残したら悪いかなと思って頑張った)を平らげた後、さぁ帰ろうかと席を立って何歩歩いたのかさっぱり記憶にないのだが、突然世界が真っ暗闇となった。何の事はない、突然意識を失ってひっくり返ったのである。気が付いたら、レストランの床にへたり込んだ状態で、後ろから友人に抱きかかえられていた。それまでにも、家でワインを飲んでいて、トイレに行こうとして玄関の三和土に何度も墜落してオデコにコブまでこしらえた事があるので、あちゃ~、またやっちゃったか~と本人は至って冷静。何が起こったのかさっぱり分からない友人は真っ青。

自分自身で状況把握は出来たものの、気分が悪くてとても立ち上がる気にはなれず、そのままへたり込んでいたのだが、少々マズイ状況だったので友人にトイレに連れて行って貰った。そのまましばらく個室に篭っていたら、外から「ドアを開けて」と友人が叫んでいる。そんな事言ったって気持ち悪いんだから、立ち上がれないってば~と無視していたら、友人は個室のドアをよじ登って中に入って来ちゃったのである。無理矢理引っ張り出されてレストランの控え室の様なところへ連れて行かれ、周りを見渡すと、そこにはナント救急隊員とドクターらしき人が待機しちゃっているのである。そ、誰かが救急車を呼んじゃったのだ。大丈夫だと言う私を制して、私の血圧を計ったドクターは、こんなに血圧が低いのは異常だから病院に行かなければいけないと言うのである。

そんな事言ったって、救急車で病院なんかに連れて行かれたら、後でとんでもない額の請求書が回って来るんとちゃう?と咄嗟にバッグの中をゴソゴソして、海外旅行保険の控えを取り出し、「これ使えます?」とドクターに訊いた。いや待て、そんな事よりも、私は明日の早朝のフライトで日本に帰らなければならないのである。病院なんかに連れて行かれたら帰れなくなっちゃうじゃん。メチャメチャ気分が悪いんだけど、妙に冷静な私。保険の控えを見ているドクターに、「私はもう大丈夫だし、明日の早朝のフライトで日本に帰らなければならないから病院には行かない」と伝えた。だめだ、病院へ行こうといくらドクターに諭されても、テコでも動かなかった。強情な大和撫子(誰がじゃ!!)に根負けしたドクターと救急隊員は、呆れ果ててお引き取りになったのであった。皆さん、あの時はご迷惑をお掛けしてごめんなさい。

その後、軽い膵炎を煩った事もあって、滅多にアルコール類は口にしなくなった。会社の上司が「お酒が飲めないなんて、人生の楽しみを半分失ったようなもんだねぇ。」とか何とかキザな事を宣うていたな。お酒にしか楽しみを見出せないなんて、お気の毒ですわ。

でもね~この時期『札幌かに本家』なんかに行って、かに会席を戴いたりなんかすると、食前酒の梅酒が美味しいんだよね~バー
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因みに、この時の旅行で連れて行って貰ったオススメのお店は、

Killer Shrimpレストラン
Marina Del Reyにあるお店。飲み物とデザートを除き、メニューは3種類のみ。ルイジアナから生きたまま空輸されたエビを特製のニンニクスープで調味したKiller Shrimpとパン、Killer Shrimpとパスタ、Killer Shrimpとライスというシンプルさ。しかし、このKiller Shrimpは侮れない。このスープにパンを浸して食べるともうヤミツキになる事請け合い。スペイン料理のエビのニンニクオイル炒めに近い感じ。また食べたい、けど、遠過ぎるもうやだ〜(悲しい顔)

Marix Tex Mexレストラン
実はそれほど印象に残っている訳ではないんだけど、かなり繁盛していて、ウェイティングバーで待った気がする。お店に入る時に、未成年かどうかのチェックのため、パスポートの提示を求められた。うふっ揺れるハート 随分前の事だけどね。

街角の何でもないお店のタコスとかトルティーヤも美味しかったなぁ…。帰って来て、早速当時田舎には売っていなかったトルティーヤチップスとサルサソースを求めて、明治屋まで行った。お酒が飲めない分、人一倍食い意地の張っている私であった。