気になるけれど、手が出ない
つい最近、とある人のコラムを読んで、読んでみたいと思った作品がある。ワシーリー・グロスマン著の『人生と運命』だ。昨年、日本語訳版がようやく日の目を見たそれは、全3巻で1,300頁を超えるという長編大作だ。
先頃、『カラマーゾフの兄弟』の新訳を担当した亀山郁夫氏などは、20世紀のロシア文学に於ける傑作とまで評しているらしい。『カラマーゾフの兄弟』は、中一の時に、旧訳で読んだきりだ。それ故に、ちょっとした話題となった亀山氏の新訳本や、訳者としてのご本人の事も分かりかねる。しかしながら、ロシア文学の訳者の弁故に、『人生と運命』は、きっとロシア文学の醍醐味を堪能させてくれるに違いないと、それなりに期待してしまうのだ。
こ〜れはちょっと読んでみたいぞと、ウキウキしながら、早速Amazonで検索してみた。しかし、私のウキウキ気分は瞬時に吹き飛んだのだった。
人生と運命 1 [単行本]
ワシーリー・グロスマン (著), 齋藤 紘一 (翻訳)
価格:¥4,515._
ゲゲゲ〜!? 第1巻だけで、よ、よんせんごひゃくじゅうごえんって、あ〜た、それはないわ〜〜。因みに、第2巻と第3巻は、共に、4,725円で、締めて、13,965円也〜〜。単行本3冊で13,965円なんて、とてもじゃないけれど、手が出まへん。
ならば、図書館で借りられるかもと、市の図書館の蔵書を検索してみたが、おまへんがな。以前も、『ザビーナ・シュピールラインの悲劇 』(5,250円也)を読んでみたいと思い、図書館で借りようと検索したのだが、こちらもやはり見つからなかったのだ。
一方、新着本のリストを見る限り、流行作家モノの蔵書は、なかなか充実している様だ。上記で擧げた様な書籍こそ、図書館に揃えておいて欲しいのになぁ…。
自分で買って読みなはれという事か…。みすず書房から出版されている『人生と運命』は、到底、文庫化は望めない。一方、『ザビーナ・シュピールラインの悲劇 』の出版元は、岩波書店だが、果たしてこれが文庫化されるかどうか…。
中古本がお安く手に入る様になるまで、待つ…かなぁ…。しょんぼり…。





