高山・白川郷鉄砲玉自主研修
近年、高山や白川郷を訪れる外国人観光客が増加中との事で、一度行っておかねばと思っていた。諸事情のため、なかなか身動きが取れずにいたが、早く行かないと雪が降るぞ〜、行くなら今しかない!と、急遽予定を組んで高山・白川郷鉄砲玉自主研修を挙行した。
少しでも時間を有効に使いたいので、往路は到着時間が早いバスで、復路は、ちょうど良い時間にバスがないため、JR(特急)を利用する事にした。バスも特急も所要時間に大して差異はないため、復路も運賃が安いバスを利用したかったのだが、仕方がない。
バスは、名鉄岐阜駅のバスターミナルを出て、東海北陸自動車道に入り、飛騨清見ICから中部縦貫自動車道を経て高山へ。道中トンネルだらけで、景色はイマイチだが、従来の高山までの下道に比べたら、とにかく早い。昔は、国道41号をひたすら走って、峠を越えて、時間がかかるのなんのって。
白川郷も然りで、子供の頃に行った時は、郡上八幡、白鳥、ひるがの高原、荘川村と156号をどんどん山奥へ向かってひた走ったため、遠かったなぁと思う。今は、中部縦貫自動車道などというものまでできて、高山から白川郷まで容易に行けてしまうし、時代遅れのおばちゃんが、いきなりタイムスリップしてしまったみたいに、あらまびっくりという感じだ。
高山駅近くになってくると、外国人観光客が当たり前の様に、そこいらを歩いている。高山駅に隣接するバスターミナルに到着すると、バス待ちをする外国人観光客が沢山いて、これまたびっくり。白川郷行きのバスに並んでいたのも外国人ばかり。高山に外国人観光客が押し寄せているというのは、本当だった。
午前中のスケジュールをビッシリ組んでしまったので、呆気にとられている暇などない。トットと最初の目的地、飛騨国分寺へ向かった。ここから鍛冶橋を経て、宮川朝市へ。お店がビッシリと並んでいるものと思っていたのだが、時間が遅かったからなのか、お祭り明けのためなのかよくわからないが、思ったよりもお店の数が少なく、お店が立ち並ぶ距離も短かった。
ここにも沢山外国人観光客の姿があった。数人のグループの中に日本人が一人いると、思わず、首から何かぶら下がっていないか(通訳案内士は登録証を首から下げているので)、思わず目がいってしまった。高山にも、京都ビジターズホストと同様、高山市中心市街地と飛騨地域(高山市・飛騨市下呂市・白川村)の区域内を案内する地域限定特例通訳案内士がいるので、そういう方々の可能性もある。
何れにしても、需要があるというのを改めてこの目で確認し、羨ましい気持ちになった。同じ県内とは言え、遠いのよ、高山は。時間と運賃だけを考えたら、京都へ行くのと大して変わりないのだ。高速バスも、JRの特急も本数が限られているため、とても交通の便が良いとは言えず、時間だけでいうならば、京都の方が近いぐらいだ。
朝市を後にして、櫻山八幡宮へ。参拝後にご朱印をいただいて、屋台会館ヘ向かう。ここは、人っ子一人いないと思ったら、2階の研修室でお祭りのビデオが上映されており、20人ぐらい(!?)の外国人観光客の方々が熱心に見ておいでだった。私も見たかったのだが、時間の余裕があまりないため、はい、次~~と立ち去った。
重要文化財の吉島家住宅と日下部民藝館を見学した後、まず上二之町を歩き、上三之町へ。やはりここが一番人が多く、日本人よりも外国の方の方が多かったかもしれない。途中、行列ができている箇所があって、何事!?と思ったら、皆、飛騨牛にぎり寿司を求めて、並んでいたのであった。
だんだん時間が足りなくなってきて、中橋を渡り、急いで高山陣屋へ向かった。見学を終えて時計を見たら、あちゃ〜、時間がない。行く予定にしていた、高山らーめんのお店を諦めて、駅前の白川郷行きのバス乗り場の近くで何か食べようと、駅前に行ってはみたものの、食事ができそうなところが見当たらないのだ。普通は、駅前に何かしらあるよねぇ。右往左往した後、やっと、高山らーめんファストフードバージョンの様なお店を見つけて駆け込んだ。
この日は相当暑かったので、本当は、ざる蕎麦とか冷やし中華の類をいただきたかったのだが、そんなお店、一コも見当たらんもんなぁ。
白川郷へは、バスターミナルから出ているバスではなく、『白川郷半日バスツアー』を利用した。現地での自由時間が2時間(実質1時間半)あって、まず最初に、荻町城跡展望台に連れて行ってくれるというのがミソだった。この日のツアー参加者20名の内、日本人は私を入れてたったの5名だけで、あとはカナダ、オーストラリア、イギリス、アメリカ、ブラジル、ポルトガル、フランス、香港とバラエティに富んでいた。このツアー自体がインバウンドをターゲットにしているため、英語が話せるガイドさんが付く。それもこのツアーを選んだ大きなポイントだった。この日のガイドさんは、日本が大好きで、3年前に香港からやって来たという女性だった。自然の成り行きで、英語の説明の方が長く、私にとっては良い勉強になり、ありがたかった。
白川郷に到着後、まずは荻町城跡展望台で荻町合掌集落の写真撮影をした。ガイドさんが、合掌集落を背景にして、さるぼぼ抱っこで、写真を撮ってくださるというので、お願いしてしまった。その後、バスターミナルでバスを降り、そこから橋を渡って、荻町合掌集落に入った。この橋というのが、吊り橋みたいに揺れる揺れる。高い所は大好きなのだが、一つだけ例外があって、下に水が流れているところは何故か苦手だ。吊り橋なんてもっての外じゃ!
実質の見学時間が、1時間半弱しかなかったため、こちらものんびりとはしていられない。写真を撮りつつ、和田家(重要文化財) → 神田家 → 明善寺 と、足早に見て回った。白川郷も日本人観光客よりも、外国人観光客の方が多く、高山もそうだったが、中国語もよく耳にした。
途中で、デジカメのバッテリーがなくなってしまったので、残りはスマホで写真を撮る羽目になったのだが、太陽光の加減で画面が全く見えず、四苦八苦して写真を撮ろうとしていた時に、『スミマセン、スミマセン』と誰かが私に話しかけていた様だったのだが、すぐに返事ができなかった。
やっと写真を撮り終わって振り返ったら、今度は、『ニイハオ!』ときたもんだ(笑)すぐに返事をしなかったので、日本語が通じない = 中国人と思ったらしい。一人で観光をしている様子の、見た目欧米の女性で、写真を撮って欲しくて私に声をかけてきたという訳だ。日本人だよ~ん(in English)とだははと笑って、ご要望にお応えした。
ここでも歩き回って暑くて暑くて仕方がなかったので、急いでバスターミナルに戻り、抹茶ソフトまっしぐら〜〜。お店のベンチに腰掛けて食べていたら、それをチラ見した通りすがりの異国の女性が、釣られて(!?)抹茶ソフトお買い上げ〜で、サクラになった気分だった(笑)
17時に高山へ戻り、帰りの特急電車まで1時間半以上も時間があったので、鍛冶橋近くの老舗の和菓子屋さんで『栗よせ』という秋限定の和菓子を買おうとしたら、お祭りの翌日で臨時休業じゃった。気を取り直して、絶対に行こうと決めていた『ぴーちくぱーく」へ行ったら、すでに閉店(17:00まで)だった。仕方がないので、時間を潰そうと、上三之町へ行ったら、人は歩いてはいるものの、お店はぼちぼち閉店準備中で、何か買おうとお店に入ったら『蛍の光』が流れてくる始末。
いじけて、いいもん、他所で買うもんと、ジグザクに歩いて駅方向へ向かってはみたものの、土産物屋さんが見つからず、どこにあるんじゃ~~とがっくりトボトボで、ようやく、駅の正面でまだ開いている土産物屋さんを見つけた。
いい加減歩き回ったので、ゆっくり座ってお茶でも飲みたいと思ったのに、今度は喫茶店らしきお店も見当たらないため、お土産を買ったお店の人に教えていただいて、駅の下にあるお店でやっと一息つく事が出来た。
今回の教訓:
・高山と白川郷を一日で回ろうと欲張ると大変!!(得意の早歩きで、好き勝手に歩き回ったが、時間の余裕が全くないため、どちらもゆっくり見て回る事が出来ず、下手すると昼食を取り損なうおそれあり。)
・お店が早く閉まってしまうため、夜、高山発の電車やバスで帰る事にすると、時間を持て余してしまう。(駅前にはゆっくりできる場所もない。)
・駅弁を買うことができるお店も一箇所しか見つけられず、数も少なかったので、場合によっては、夜も食べ損なうおそれあり。
・高山線はトンネルばかり。また、山の中を走るので、駅が近づくと、少し明かりが見えるものの、窓の外は真っ暗。
今回は、高山と白川郷と欲張ったため、高山はごく一部しか回れなかった。また、時間の余裕さえあったら、外国人観光客の方々に声をかけて、何故、高山や白川郷に来ようと思ったのか、実際に来てみてどうだったかを尋ねてみたかった。
どうやら、もう一度来る必要がありそうだな、こりゃ。
飛騨国分寺の大銀杏
飛騨国分寺の三重塔
手長(鍛冶橋)
足長(鍛冶橋)
宮川朝市
櫻山八幡宮
屋台会館
吉島家(重要文化財)
日下部民藝館(重要文化財)
上三之町
中橋
高山陣屋
荻町合掌集落
さるぼぼ抱っこ
和田家(重要文化財)
神田家
長瀬家
明善寺
であい橋
夕暮れ時の上三之町










































