巣から這い出るの巻
3月以降、ずっと自主的に自粛生活を送ってきたのだが、研修に参加するため、散々迷った挙句、恐る恐る『巣』から這い出ることになった。
3日間の日程で、半年振りに高山と白川郷へ行くことになり、出かけることに対する恐怖心がある反面、実は嬉しかったりもした。参加の決め手となったのは、やはり高山や白川郷ではまだ感染者が出ていないということが大きい。
正直なところ電車に乗るのは怖いけれど、踏切待ちで見る限り高山線はいつもガラガラだ。苦肉の策として、できるだけ人がいない車両の指定席を予約し、ウィルスの付着を防ぐという(ほんまかいな?)マスクを急遽注文し、感染防止対策グッズも一式リュックに詰め込んだ。
『ワイドビューひだ』に乗り換える前のローカル列車では座席に座らずにやり過ごし、周囲はガラガラの筈のひだに乗り込んだら、通路を挟んだ隣に乗客の姿…しかもマスク外してるし…そして後ろにも…😥
気を取り直して、早速、座席から肘掛け、窓枠等々、アルコール消毒した後に着席。 ← そこまでやるか?と言われそうだけれど…😅
久しぶりの高山は雨のせいもあってか、観光客の姿もまばらだった。1日目は午後から研修で、顔見知りもチラホラ。久々に会った知人達は皆元気そうで、何よりだった。
翌朝は早起きして、研修の前にまず陣屋前朝市へ向かった。いつもリンゴを買っていた樋口果樹園さんでリンゴを箱買いし、上三之町を歩き、宮川朝市も覗いたが、会いたかった『ひよこ餅』のお兄さんには会えなかった。新しくできた行神橋を眺めつつ鍛冶橋を渡り、栗よせを買ってホテルに戻ったのち、こまやパンで昼食を仕入れ、研修会場へ。
研修会場で、朝のお散歩と買い物の話をしたら、『遊びに来たの?』と言われてしまった。もとい!研修ですっ 😤 🙄 😜
翌日は実地研修で白川郷へ。こちらは、駐車場が結構自家用車で埋まってはいたものの、観光バスは一台だけ。いつも人を掻き分け掻き分け渡っていた『であい橋』も、人影はまばらだった。
白川郷へ行くたびに、オーバーツーリズムを感じていたから、個人的には静かなのは大歓迎だ。小学生だった頃(何十年前かは内緒😅)、ドライブ好きの父が白川郷へ連れて行ってくれた。当時は合掌造りが何かも知らず、あれがそうだと言われても、子供にとっては『家が並んでいるだけで、何にもないじゃん』だった(笑)。
今となっては記憶も曖昧なのだが、帰りに平瀬で公衆浴場の温泉に入り、やたらお湯が熱かった事だけは覚えている。なので、私にとっての白川郷の記憶は、白川郷 → 合掌造り → 素晴らしかった ではなくて、白川郷 → 温泉に入った → 熱かった で終わっていた(笑)
周囲を山に囲まれ、雪深く、かつては陸の孤島と称された静かな山村は、世界遺産登録を契機にすっかり様変わりしてしまった。直近に高速道路が建設され、インターチェンジができたことも大きな要因の一つだと思われるが、世界的に有名な観光地になり、人が押し寄せ、村の様子は一変してしまった。
3年前に下見と称して、何十年振りかで白川郷へ行った。子供にとって並んでいただけの家々は、飲食店やら土産物店やら民宿やらに姿を変えていた。誰も歩いていなかった通りは、異国の人で溢れていて、微かな記憶の底にあった白川郷の姿はどこにもなかった。予想はしていたけれど、まさかここまでとは思わず、違和感を覚えずにはいられなかった。ふとそんなことを思い出しながら、お久しぶりの荻町集落を歩いた。
会いたかった方々のお一人にも会うことができ、『いつになるかは全く予測もつかないけれど、また戻ってきますね。」と言葉を交わし、白川郷を後にした。
で、ちゃんと実地研修はしてきたのかって? 勿論! 思わぬ新蕎麦も堪能できたし、充実した研修で、めでたし、めでたし…って、ち〜が〜うだろ〜〜(x_x)☆\ポカッ
何事もなく、無事に巣に戻ることができたことに感謝。







